ヘラクレスオオカブトの幼虫(3令初期)の育て方を解説します。
卵から孵化して3~4ヶ月経過すると、2回目の脱皮をした3令幼虫になります。
2令幼虫よりも頭がひと回り大きくなっている状態です。
この時期の幼虫はマット(土)をよく食べ、どんどん成長していきます。
温度管理やマットの管理をすることで1年を通して、比較的容易に飼育していただくことが可能です。
サナギになるまでは、この時期から6ヶ月~1年くらいの期間で幼虫飼育をお楽しみいただけます。
本マニュアルをよく読んで注意しながら育てていきましょう。
準備するもの
①飼育用ケース(1100mlまたは1500ml程度のクリアボトル)
3令の幼虫はどんどん成長しますので、ケースは大きめをご用意ください。
50gまでは1100ccのクリアボトル、それ以上は1500ccのクリアボトルの大きさが必要です。
成長に合わせ、一頭ずつ飼育して行きましょう。
→クリアボトル (1100ml)
→クリアボトル (1500ml)
②マット(餌)
幼虫は栄養のあるマット(土)を食べて成長します。
発酵マット、またはきのこマットをご用意ください。
また、マットは水分量が多いと、コバエが発生しやすくなりますのでご注意ください。
マット交換は基本的に2カ月程度が目安です。
飼育環境を整えよう
直射日光を避け、22°C~25°Cの温度環境をご用意ください。
高めの温度だと幼虫が早く育つ傾向があります。
これ以外の温度になると、成長が止まったり、死んでしまう恐れがあります。
育て方のポイントは?
幼虫は土が合わなかったり温度や湿度に異常があると、幼虫は潜っていられずに土から出てくることがあります。
その場合は環境を見直し、整えてあげましょう。
基本的には2カ月程度でマット(土)交換を行ってください。
また、土の表面にフンが目立ってきたら、早めの交換でも問題ありません。
その際にフンを取り除いた使用済みマットも混ぜることで、幼虫の環境変化によるストレスを減らすことができます。 使用済みマットをフルイにかけてフン を取り除く)
もし、幼虫の成長が著しい場合には、ひと回り大きめの飼育ケースへ交換することも検討しましょう。
<マットの交換方法>
よくある質問
優しく触れる程度であれば大丈夫ですが、幼虫になるべくストレスを与えないよう、手袋をすることをオススメします。
幼虫は多頭飼育も可能ですが、幼虫同士が近づくとストレスを与える場合があります。
その場合は大きめの衣装ケースなどをご用意ください。
QBOXの40サイズで2~4頭くらいが目安です。