ヘラクレスオオカブトの蛹(サナギ)の育て方を解説します。
蛹(サナギ)の飼育は、直射日光を避け、常時22°C~25°Cの環境があれば、比較的1年を通していつでもお楽しみいただけます。
3令の幼虫がの色が黄色味を帯びてきたら、蛹化への合図です。
蛹室(サナギの部屋)を作り、1ヶ月ほどかけて羽化していきます。
ケースが邪魔になって蛹室がうまく作れていない場合、つの曲がりなどの弊害をもたらすことがあります。な
もし、蛹室づくりがうまくできてない場合には、人工蛹室を準備する必要があります。
準備するもの
①飼育用ケース(メス→コバエシャッター小、オス→コバエシャッター中)
蛹の飼育ポイントは蛹室管理になります。
メスはコバエシャッター(小)をご用意ください。
オスはコバエシャッター(中)のケースをご用意ください。
もし、蛹室がうまくできていない状態(ケースに小窓ができている状態)を発見した場合は
人工蛹室が必要です。
コバエシャッター中に、加工した園芸用スポンジを入れ、蛹室として利用します。
(※画像解説など)
②マット(餌)
栄養のあるマット(土)にて3令後期の幼虫を飼育してください。
通常は、そのまま蛹室をつくり1ヶ月程度で羽化します。
水分量が多いと、コバエが発生しやすくなりますのでご注意ください。
サナギの間は食事をせず、羽化していきますので、安静な状態で見守ってください。
Step1 飼育環境を整えよう
22°C~25°Cの温度環境をご用意ください。
これ以外の温度になると、成長が止まったり、死んでしまう恐れがあります。
Step2 育て方
3令幼虫は自分で蛹室をつくり、1ヶ月ほどで羽化していきます。
蛹室に問題がある場合(ケースに小窓ができているなど)は、人工蛹室へ移してあげましょう。
また、振動などで蛹室が壊れる恐れがあります。
なるべく安静な状態を保ち、羽化までそっと見守りましょう。
よくある質問
あやまってサナギの状態を掘り起こした場合などは、優しく触れるようにしてください。
この場合は、そっと人工蛹室へなるべくストレスを与えないよう移してあげましょう